EMCを学ぶ

EACマーク|ロシア、ベラルーシ、カザフスタン3国による関税同盟技術規則(CU-TR)

ロシア、ベラルーシ、カザフスタン3国の関税同盟において、EACマークがスタートしています。 この同盟は、関税を廃止または引き下げ、物品の規制手続を統一することで、大きな経済圏による経済活性化を目的としたものです。
EACマークと技術規則の概要および当社の対応について、お知らせいたします。

ECAマーク

CU-TRのポイント

CU-TR(Custom Union Technical Regulation):関税同盟技術規則

2013年2月15日に施行。
対象製品、製品別技術規則(安全性やEMCなど)、適合性評価の代表的スキーム、 適合証明書や適合宣言書の書式、適合マーク(EACマーク)などを規定しています。
※ 注: 関税同盟非対象品には引き続き各国の従来の規制が適用されます。

CU-TRの概略

低電圧機器(50~1000V AC / 75~1500V DC)

これまでロシア認証(GOST-R)の対象だった低電圧機器がCU-TRの対象となりました。
今後市場に出す低電圧機器は、GOST-RではなくEACの取得が必要となります。

なお、すでに取得済のGOST-Rについては、認証書記載の有効期限または2015年3月15日のどちらか早い方をもって失効し、以後はEACへの移行が強制されます。

当社で取り扱う主な対象製品

  • 電気機器(家電製品、ゲーム機、電源、充電器 など)
  • パソコンおよび周辺機器
  • 電源ケーブル、コード など

試験報告書

ロシア・ベラルーシ・カザフスタン当局より認定された試験所のものに限る。

統合適合マーク

工場検査

初回および毎年、製品ごとに必要

申請者の条件

現地に所在している法人(個人は不可)に限る。
※ 現地法人をお持ちでない場合でも、弊社で代理人サービスを手配できる可能性があります。

以上が原則となりますが、個別案件については技術規則の詳細、具体的な申請方法など対応が異なる場合がございますので、 まずはお問い合わせください

Posted:2014/06